自転車 フルフェイスヘルメット(カスク)

開発に至ったきっかけ

自転車で東京から大阪への旅

一度自転車で長距離旅にいってみたいと考えていた私は2015年の真夏に東京から大阪への旅に出ました。

そういった旅の経験が無かったにもかかわらず、いきなりテントを購入し、20キロ近い重量を自転車に積載して箱根経由で大阪へ出発しました。

今から考えればなんと無謀で馬鹿な計画だったとおもいます。自転車旅の経験と知識がなかったゆえに出来た旅だったとおもいます。

旅に出発するにあたりヘルメットを購入するべきだったのでしょうが、自分はなんと小さめの麦わら帽子のような帽子を被っていきました。とても滑稽な感じだったとおもいます。

それというのも自分はヘルメットの頭に押さえつける感じが嫌いでしたし、何よりもあの被ったときのキノコ頭みたいな横に出っ張った感じが大嫌いだったんです。

旅の道中、その帽子は風でとばされてしまい、その後はキャップを被って走っていました。

本当は何も被りたくはないのですが、炎天下の中でしたし、実際には何も被らないというわけにはいかないと思います。

キャップでは頭が蒸れるし髪型もべたっとなってしまうのがいやでしたが、通気性にすぐれていたとしても自分はあのキノコ頭のヘルメットだけは絶対に被りたくないと思い断固拒否していました。

そして道中、台風の直撃にあったり、ハンドルが折れてしまったりと、散々な旅でしたが、大阪に無事到着してその旅を終えました。

ヘルメットの試作品を製作し、次は群馬から青森の旅へ〜

東京から大阪への旅は本当に苦痛の連続で、箱根の手前では足首を痛めてしまいピクリと動かしただけで激痛が走るような状況でした。それを押し切って強引にのりきった旅でした。

普通ならもう2度と行きたくないと思うのでしょうが、自分はその後、何ヶ月経っても、いや、時間が経てば経つほどに、そのときの6日間の旅の経験が人生の中でもっともすばらしい一週間としてどんどん輝きを増していくような感覚がありました。

そして8ヶ月後、また自転車旅の計画を立てます。

今度は群馬から青森への旅でした。

旅をするにあたり軽量化がとても大切であることは前回の旅で嫌と言うほど味わっていましたので、積載する道具をお金をかけて軽量化(買い替えによる軽量化)し、旅の準備をしていきました。

そして、積載とは別にもうひとつ何を被っていくかというのが今回の旅の問題点でした。

実際に東京から大阪間を走って感じたのは日の出ているときは何も被らないで走るのは辛いという事でしたし、帽子やヘルメットを被っていくにしてもある程度括弧がよくて気分をハイにしてくれるものじゃないと嫌だなと感じていたんです。

基本的に見た目が括弧よくて、通気性に優れていて、髪型が乱れなくて、軽くてストレスにならないもの・・・そしてある程度安全性がついてくるのであれば、もうこれは自分には申し分ない条件です。

しかし実際にはそんなものは無いわけで(あくまで自分にとっての話ですが・・・)結局自分で自転車のヘルメットを作ることにし、実際に試作品を作って、群馬から青森間の旅で使い勝手をテストすることにしました。

そして群馬から青森の旅に出発したのですが、実際に走行してみて通気性と軽さには特に不満はないという感じでした。

しかし、問題点もいくつか見つかりました。これはちょっと走っただけなら我慢出来てしまうようなものだったのかもしれませんが、実際に6日間ずっと被って走っていたので見つけることが出来た問題点だったとおもいます。

そして、群馬から青森までの旅を無難なく終えて、ヘルメットの改良に入ります。

そして次は群馬から九州福岡の旅へ〜・・・(これについてはまた別の機会に書こうとおもいます。)

実際に試作品の使用テストで1700km走っています。(群馬〜青森、群馬〜福岡)

そのときの動画をアップしています。続きの動画は順次アップしていきます。

お問い合わせはこちらへ outstudio@excite.co.jp

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